不法投棄防止啓発看板の受け渡しと塵芥車消化講習会
ごみの出し方をもう一度見直してみよう
10月22日、有限会社ループの会議室で三沢市廃棄物事業協同組合による塵芥車消化講習会が開かれ、その冒頭で不法投棄防止啓発看板の受渡式が行われました。
総数こそ減ってきてはいるものの、地上デジタル放送切り替えの影響か、テレビなど未だ後を絶たない三沢市の不法投棄の現状に、地域振興ボランティア団体の「やるべ~会」が不法投棄の防止を啓発する看板と塵芥車に貼るポスターを作製したとのことで、同会代表の織笠幸子氏が市環境衛生課長に目録を手渡しました。図案はおおぞら小学校の児童20人が描いたもので、計20枚の作品の中から選ばれたのは3作品。この日、作品を描いたおおぞら小学校6年生の小林茉緒さんと塩川成実さんがそれぞれ自分の作品のポスターを廃棄物事業協同組合の代表に手渡しました。 3作品が描かれた看板はおおぞら小学校の学区内に設置される予定です。ポスターについては、市と組合が描いたおおぞら小学校の児童全員の想いを伝えたいと考え、すべての作品をポスターとして市内集積所からごみを収集する各社の塵芥車に2012年3月末まで貼り付けるとのことです。ぜひ、児童たちが一生懸命描いたこのポスターを見て不法投棄の撲滅についてもう一度考えてみてください。
受渡式終了後に行われた塵芥車消化講習会では三沢市消防署職員を講師として、ごみを収集する塵芥車の火災防止と火災発生時の対応について廃棄物事業協同組合員が講習を受けました。 三沢市では年1~2回ほど塵芥車の内部から発火する火災が発生しており、その主な原因としては中身が残ったまま捨てられたカセットボンベやスプレー缶、使い捨てライターなどから滞留したガスが圧縮され、ごみの金属による摩擦で発火し周りのごみに引火することが考えられているとのことです。また最近では、携帯電話などに使われるリチウムイオン電池が圧縮され発火する事例も増えているとのことで、講習会では万が一の際の対応について説明がありました。
他のごみと一緒に捨てられた場合は未然の防止が困難であり、発火した場合は他のごみに引火するため火元の特定つまり消化に時間がかかるとのことです。大事故につながることも十分考えられます。ごみを捨てる私たち一人一人が、自分が出したごみから火災が発生する可能性を考え、ルールを守ったごみ出しをしましょう。 |
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