想いをカタチに

12月11日、ネイチャークラフト教室が根井団体活動センターで開催されました。

 

これは市生涯学習課と小川原湖自然楽校が共同で行ったもので、身の回りにある貝や木など天然の素材を使って想像力にまかせてクラフトを作製してみようというイベント。

 

今回講師となった自然楽校代表の相馬孝氏は「キャンプをしたりカヌーをしたりするだけが自然体験ではない。身の回りにあるものに見て触れることも立派な自然体験。今回集めた素材はほとんどが三沢のものなので、これを機会にじっくりと『体験』して欲しい」と話しました。

 

集まった7組の親子は自然楽校の方が小川原湖周辺などから集めた木や貝などから好きな材料を選びクラフトの製作に取り掛かりました。出来上がった作品は子どもによってさまざま。用意された色紙に貝や木を張り付けたものや、人をかたどったもの、昆虫をイメージしたものなど教室にはオリジナリティー溢れる作品が並びました。

 

子どもたちの描くイメージを掴もうと話し合いながら作製を手伝っていた父親たち。次第に子どもたち以上に真剣になり熱中していく様子が印象的でした。

 

学校から配布されたチラシを見て参加したという岡三沢小学校6年の大河原悠くんは「自然の木や枝などを使うので大きさとか形とかが合わなくて難しいけど、それも楽しい」と話し、一緒に参加した父親の裕之さんは「子どもより夢中になってやっています」とほほえんでいました。

 

自然と触れ合いながら子どもと親が一緒に想いをカタチにするこのイベント。自分たちで作った世界に一つしかない作品はもちろんですが、それ以上に多くのものを得た一日になったことでしょう。