将来の三沢を担う小さなリーダーたち

1月6日から8日までの2泊3日、小川原湖青年の家において「三沢市ジュニアリーダー冬季研修会」が行われました。

これは、さまざまな体験活動やゲームを通してリーダーに求められる基礎知識を習得するとともに、年齢・性別・地域の違う相手と共同生活することで助け合い、思いやり、人として大切な心を育成することを目的とした研修会で、毎年夏・冬の2回行われているものです。

 

今回は三沢市内の小学校3年生から6年生までの32人が参加。スポーツや七宝焼きの創作活動、ゲームやキャンドルセレモニーといったプログラムを、場合によっては6つの班に分かれ、自ら考え、相手の意見を聞き、話し合いながらこなしていきました。

 

初日の危険予知トレーニングでは、イラストを見ながら「危ない」と思う場所や行動は何か、またなぜそう思うのか、回避するための方法といった内容を班ごとに話し合い、全員に発表。話し合うことで自分以外の視点を知り、また意見のまとめ方や発表者の決め方などをできるだけ子どもたち自身にまかせることで、自発的に協調性や積極性など「リーダー」としての資質が磨かれているようでした。

 

この研修会の各プログラムの講師を務めるのは、過去にこの研修会を体験して現在は中学生・高校生になった「ジュニアリーダーズクラブ」のメンバー。今回は12人が参加し、大人のシニアリーダーたちに支えられながら、参加した子どもたちを導いていました。そのうちの一人である米内山ひかりさん(三沢商業2年)は、小学生で参加した時と講師を務める現在を比べ「子どもたちを静かにさせながらわかりやすく教えることが難しいです。例えばゲームも内容を毎回変えたり探したりと、考えながらやっています」と自身の勉強にもなっていることを話してくれました。

 

研修が終わるころには、参加した子どもたちのあいさつから変わり、目が輝き、また来たいと話すそうです。

主催者である「三沢市子ども育成協議会」関係者は「この子どもたちが健全に育ち、一人前の社会人となって三沢市を支える一人になってほしい」と子どもたちの未来に期待を寄せていました。