新たな年への想いをこめて

1月8日、日本習字青森県上十三支部の書初席書大会が武道館で開催されました。

この大会は日本習字教育財団の上十三支部長会が実行委員となって行われたもので、今年で44回目。参加者が一つの会場に集まりその場で作品を書く席書という形式で毎年書初めを行っています。毎回県内から多くの人が集まるこの大会ですが今年も三沢市をはじめ近隣の市町村から約330人の参加者が集まり盛大に開催されました。

席書に先立ち大会実行委員長の澤居武義氏が「昨年は震災があり大変な年だったが、各地の教室が次々と活動を再開したことに深く感動した、これからも習字教育発展のため頑張っていきたい」と抱負を話すと、市長の言葉を代読した吉田教育長が「県内各地から多くの参加者を迎え大会を開催できることは大変意義深い、新たな一年への想いを真っ白な紙に表現して欲しい」と参加者を激励しました。

いつもと違う広い会場。県内各地から集まったたくさんの人の前で作品を書くこの大会。参加している子どもたちは緊張する様子もなく真剣な表情で紙と指定された課題に向き合っていました。実行委員の山白義明氏は「親や先生など多くの人が見守るいつもとは違う環境で書くことは上達につながり、周りの人との新たな関係も築ける」と大会の意義を話しました。

この大会で特別賞に入賞した作品は3月17日、18日にイオン下田ショッピングセンターで行われる「第25回峰友会展」に展示されるとのことです。

「のびる力」「希望の光」「世界友好」など新年にふさわしい明るい課題に真摯に向き合った子どもたち。きっと新たな年への想いと目標が芽生えたことでしょう。