差しのべられた支援の手に感謝

視察の様子1月16日、中小企業基盤整備機構の前田正博理事長が三沢漁港を訪れ、同機構が整備した施設を視察をしました。

同機構では、東日本大震災で被災した中小企業や関係機関の1日も早い復興に向け、市町村の要請に基づき仮設店舗・工場などの施設を整備しており、三沢漁港内に7施設を整備。これらの施設は昨年12月上旬に全てが完成しています。今回の視察では、そのうちの一つである、倉庫兼事務所が整備された北栄漁業生産組合の種市徳蔵組合長や市漁業協同組合の門上馨組合長らから施設の利用状況などを確認しました。

震災による津波で所有する倉庫や漁具が流され、2艘あった船のうち1艘が大破した同生産組合。中でも倉庫は「なければ何もできない。お金を借りてでも優先する」と話すほど重要な施設です。種市組合長は訪れた前田理事長に「おかげで負担なしに倉庫を再建することができた、大変立派なものができて感激している」と感謝の言葉を伝え、前田理事長は「良いものができてほっとしている、これから頑張ってください」と応えました。

これらの施設は平成24年度末まで三沢市に貸し出され、その後無償で譲渡されることとなります。