家族で冬を楽しむ

2月12日、市民の森で歩くスキーワクワク体験教室が開催されました。

 

これは雪が積もった市民の森内特設コースで楽しむことができる「歩くスキー」をより多くの方に親しんでもらいたいと、市民の森を管理・運営するNPO法人マン・パワーが企画。用具を無料で貸し出し、今年度初めて行われたものです。この日を含めて2回開催され、計15人が参加しました。

 

講師を務めたのは、三沢シーハイルスキークラブに所属しマン・パワーの会員でもある高野正雄さん。ノルディックスキーの経験が豊富で、スキーの指導の実績を認められ三沢市体育功労者として表彰されたこともある高野さんは、今回使用するスキーの板が通常のものより細く軽くなっている理由や「歩くスキー」のコツなどを参加者にわかりやすく丁寧に説明していました。

 

この競技は比較的上達しやすいそうで、特に子どもは慣れるのが早く、中には指導を始めて30分ほどで大人を何人も抜き去ってしまうほどのスピードで歩く子もいるとのこと。設置された2つのコースのうち短いコースで練習を始めたばかりでは、歩く姿がぎこちなく子どもだけでなく大人もころころと転ぶ姿が見られた参加者でしたが、2周ほど回るとみなさんすっかり慣れた様子。意気揚々と市民の森を大きく回る長いコースに挑んでいきました。

 

今年度の体験教室はインフルエンザ流行の影響があり、参加人数が少なくなりましたが、募集した時には定員を上回る応募があったとのことで、マン・パワーでは来年度も開催する予定。同法人常任理事の柴田誠さんは「歩くスキーは子どもでも安全に楽しめる競技なので、ぜひ家族で参加して触れ合いの場にして欲しい」と話していました。

 

この日は強い風が吹き、厳しい寒さとなりましたが、参加者には汗ばむような人も見られ、転んで雪にまみれても家族に笑顔を見せていました。雪を楽しみ寒さをはねのける「歩くスキー」は冬にぴったりのスポーツ。みなさんも参加してみてはいかがでしょうか。