難しく考えないのが続けるコツ

2月12日、三沢市公会堂の調理実習室で「そば打ち教室」が開催されました。

これは、公会堂がさまざまな分野で地域住民に学習機会を提供する取り組みの一つで、毎年変えるテーマに応じて講師を招き、男女を問わず幅広い年齢を対象に行っている料理教室です。

今回は、市内でそば作りの活動をしている「二八の会」から5人の講師を招き、17人の参加者がそばの打ち方を教わりました。

 

最初に「二八の会」講師が実演すると、参加者はその手際のよさに感嘆の声を漏らし、芸術品のような美しい出来上がりのそばには見とれるほど。講師からの「難しく考えないことが長く続けるコツ。そば打ちは一度で出来るようなものではない。今回打ち方を覚えて何度も挑戦してください」との言葉を受けて、次は参加者それぞれが粉から完成までのそば打ちに挑戦しました。「二八」とは粉8割に水2割で打つそばのことですが、気温や湿度、打つ人の手の温度などの条件によって違いが出てくるとのこと。この日もそばの出来は人それぞれで「人間性があらわれるんですよ」との言葉に互いのそばを見比べ一喜一憂していました。最後は温かいつゆと一緒に自分のそばを食べ、そば打ちの難しさと楽しさに触れさらに魅力を感じた参加者たちでした。