日米ガイドラインを図上で訓練

2月29日、三沢市公会堂の会議室で「日本国内における合衆国軍隊の使用する施設・区域外での合衆国軍用航空機事故に関するガイドライン」の図上訓練が行われました。

 

これは、米軍の施設・区域外で米軍航空機に緊急着陸等の事故が起こった状況を想定。適用されるガイドライン(方針・手続き)に沿って各関係機関が連携し、迅速に救助等を行うための連絡体制や役割分担を確認するものです。米空軍三沢基地、三沢市、三沢市消防本部、警察、三沢防衛事務所、八戸海上保安部からの訓練者のほかに他市町村のオブザーバーや関係機関の見学者を含め約80人が参加しました。

 

訓練では、飛行中に異常をきたした米軍航空機から落下した部品が三沢漁港停泊中の漁船に直撃し沈没、航空機パイロットは脱出するものの三沢漁港に緊急着陸した直後に機体が炎上した状況を想定。訓練者はスクリーンに映し出されたタイムスケジュールに沿って対応を指示しながら、三沢漁港周辺の図面上に車両や人員の模型を配置して状況を視覚的に再現しながら確認しました。

三沢市ではこの図上訓練と実動訓練を毎年度交互に実施することとしており、平成24年度は実動訓練を実施する予定です。