あたたかく愛され育ったひなの巣立ち

3月10日、市立中央保育所で卒園式が行われました。

 

この日、保護者が見守る中、親しんできた中央保育所や面倒を見てきた小さな「弟」「妹」、優しく大好きだった「先生」たちに見送られ巣立ったのはパンダ組23人の園児。

正装に身を包み少しだけ緊張しながらも、きびきびとした足取りと大きな声で式を進める立派な姿は、毎日の中でいろいろなことを教えてきてくれた先生やお父さん、お母さんに「これからもしっかりがんばっていけるよ」と伝えているかのよう。園所長が卒園証を手渡しながら一人ひとりと目を合わせ、最後のメッセージを伝えると、力強く受け取る園児の目には大粒の涙が輝いていました。

 

市が直営してきた中央保育所は既に指定管理者制度の導入が決定しており、4月からは公募からの審査で決定した社会福祉法人鳳鳴会が管理運営するため、これまで園児たちを見守ってきた市職員の保育士たちも3月いっぱいで中央保育所から離れることとなります。園児たちと一緒に学び、遊び、泣き、笑ってきた「先生」たちは、この日の立派な姿を見て、これまでのさまざまな出来事や思い出を振り返り、涙をこらえきれませんでした。

 

時に厳しくも、優しくあたたかく愛され育った子どもたちは、きっと大きく大きく育っていくことでしょう。