楽しもう日本の伝統と現代

米軍三沢基地内在住者に日本の文化を紹介し、体験してもらうジャパンデーが4月7日に米軍三沢基地で開催されました。昨年、東日本大震災の影響で秋に延期されたこの日米友情の祭典は、三沢国際クラブや、米軍、市、多くのボランティアの参加によって毎年4月に開催されており今回で25回目。

 

 

 

米軍三沢基地と三沢国際クラブからの救援物資に対する恩返しとして、釜石市国際交流協会による通訳ボランティアや、百石えんぶり組と三沢よさこいグループ「いぶき」の参加等、「トモダチ作戦ありがとう」と掲げられたテーマ通りに、各方面からの様々な応援と協力の下、沢山の伝統芸能が披露されました。

 

 

 

オープニングセレモニーは東北の伝統芸能、民謡、民俗から触発されたミュージシャングループ「姫神」のメンバーによる和太鼓や尺八等を使った日本の伝統を感じさせる演奏「和美東ありがとう演奏」から始まり、日米国歌斉唱、書道パフォーマンスへ。力強く書かれた「絆」の文字は日米の来場者から多くの歓声、拍手を受け、改めてその大切さを感じさせました。

 

 

 

セレモニー後の会場では、着付け、書道、華道、茶道、水墨画、流鏑馬(やぶさめ)等々、たくさんの日本伝統文化を家族連れや子ども達が体験。初めての「和」の技や芸術、作法や心に触れ、時に照れた笑顔を、時には不思議そうな顔をのぞかせていました。また、書道のコーナーでは、漢字の「虎」と「寅」の意味の違いについて一生懸命説明を受けながら書道にチャレンジする外国人の姿など、日本人の視点からはユニークに感じられる場面もあり、心温まる異文化交流が行われていました。