施設の消防設備や運用状況などを消防長が査察

4月11日、田村消防長が松原コラボケアセンターを訪れ、特別査察を行いました。

これは、春の火災予防運動の一環として、消防用設備等の設置・管理状況や避難経路の管理状況などを視察して「防火」に対する再認識を促すことを目的に年1回、新しく建てられた施設などを対象に実施しているもの。今回は平成23年5月に開設された社会福祉法人楽晴会が運営する小規模多機能型居宅介護事業所・松原コラボケアセンターの設備や機能、火災発生時の職員の対応などについて同施設の駒井所長らから説明を受けながら田村消防長が確認しました。

 

建設当初から消防の提案を受けてスプリンクラーや自家発電装置などを設置しているこの施設では、これまで2~3カ月に1度の割合でも避難訓練を実施しているとのことです。この日行われた、同施設職員による119番通報専用電話機を使った通報訓練でも、落ち着きながら必要な情報をはっきりと伝えるその対応に日頃の訓練の成果が表れていました。査察を終えると、田村消防長から「設備の設置・運用状況に問題は無く、避難経路も確保されている。訓練の成果も表れており適切な対応ができている。今後もさらに火災のない明るい施設作りを目指してください」と講評があり、さらに同施設職員から体の不自由な方の避難方法について質問があると、実用的な避難方法や防火対策などについて説明がありました。

 

同施設では、今後さらに部分的にでも毎月訓練を実施し、近隣地域に住む人たちとも災害時に連携できるよう話し合いや訓練を重ねていきたいとのことでした。