全国トップクラスの食肉処理施設に高まる期待

5月8日、淋代平にある三沢市食肉処理センター敷地内において、同施設の大規模改修事業の安全祈願祭が行われました。

 

三沢市食肉処理センターは平成8年に建設され、当初は豚を中心に年間約13万頭だった処理実績が昨年度は2倍以上の29万頭にまで伸び、優良経営を続ける公設の食肉処理施設。しかし、当初最新鋭だった設備も15年の稼働を経て著しく老朽化し、処理能力も限界に近づきつつあることから、農林水産省の補助を受けて大規模改修をすることとなりました。その内容は、既存施設部分約5000平方メートルの改修に加え、処理等を中心にした約2500平方メートルの増築、管理棟など約1130平方メートルの新設となっており、これから本格化する工事は平成25年3月末までの工期で行われます。

改修後は施設の近代化と衛生面での向上が図られ、 処理能力も1日あたり2300頭と全国でもトップクラスの施設になる予定です。

 

工事の安全を願い厳かに行われる神事の中で、発注者である市代表の種市市長と設計・監理を請け負う株式会社青建設計、建築工事を請け負う株式会社中屋敷建設の代表者が鍬入れの儀を行いました。

 

施設の規模・能力拡大と共に食肉関係を中心とした大きな経済効果と雇用創出も見込まれる同施設の完成に期待が高まります。