アメリカ文化満喫する国際交流の祭典

6月3日、三沢市公会堂や中央公園、三沢基地メインゲート前などを会場に、市の国際交流を代表するイベントの一つである「アメリカンデー」が開催されました。

 

この「アメリカンデー」は、1988年に三沢国際クラブが基地内に日本文化を紹介する目的で開催した「ジャパンデー」の返礼として、その翌年から始められたもの。米軍三沢基地の協力を受けながら、三沢国際クラブと三沢市、そして趣旨に賛同する多くの個人・団体ボランティアの人々によって開催され続け、毎年テーマを変えながら紹介する食べ物やスポーツ、アートなどさまざまなアメリカ文化に市内外から多くの来場者が訪れています。

 

24回目となる今年のテーマは「アメリカンシネマ」。基地メインゲート前に並んだ55店のブースには、アメリカ各州の特長を生かした飾り付けやハリウッド映画のキャラクターが盛り込まれ、ハンバーガーやホットドッグなどのアメリカンフードや各種グッズとともに多彩なアメリカ文化の魅力を伝えました。中でもフードブース前にあらわれたのは、普段食べることの少ない本場のアメリカンフードを求める人々が作る長蛇の列。各ブースではアメリカ人と日本人、交わす言葉はたどたどしくも互いを想いやる気持ちは見事に通じ、自然と笑顔になる姿が見られました。

 

また、アメリカ村から公会堂前までの沿道に詰めかけた人々の楽しみは、なんといっても恒例の豪華パレード。県内外の愛好者によって道路を埋め尽くすほど集まったアメリカ製大型バイク「ハーレーダビッドソン」が爆音とともに興奮する観客の前を走り抜け、続く威風堂々の空軍儀仗隊、愛くるしいチアリーダー、高校生のバトンやマーチングバンドなどが次々と演技を披露。豪華絢爛な行進は多くの観客を魅了しました。

 

その他にも、特設ステージで繰り広げられたスペシャルライブや大好評のアメリカ版「お化け屋敷」、日米スポーツ広場など各種イベントが続き、盛りだくさんのアメリカ文化を満喫できた1日となりました。