魚礁情報管理システム

7月5日、三沢市役所において平成24年度東部海区沿岸漁業振興協議会総会が開かれました。出席したのは、委員である県内太平洋沿岸部の各市町村長や漁業協同組合の担当者ら約30人。平成23年度事業報告や収支決算報告、新年度の役員選出などの議案について承認されました。

 

同協議会では漁業者へ正確な魚礁の位置を伝えるために、六ヵ所から階上までの沿岸部海域に設置している魚礁の管理委託を県から請け負っています。魚礁とは、魚が好んで集まり住む水面下の岩場のことで、繁殖を促すために石やブロックなどを沈めた人工的な物もこれに該当します。昨年度から魚礁の効率的な管理運用を図るため新たに導入した「魚礁情報管理システム」の構築業務について、三沢市担当課より説明がされました。

 

システム構築1年目であった昨年度は、魚礁をどの位置にどれくらいの規模で設置したかを把握するため、各種データの取り込みや各種図面の作成など魚礁情報データベースを作成。今年度は、緯度経度のデータベース自動入力機能の追加など利用拡張しやすいシステム構築を目指していくとのことです。

 

現在、システムの閲覧と利用ができるのは同協議会の事務局を置く三沢市のみとなっていますが、北部方面の漁業関係者も利用できるように今回新しく六ヵ所村役場へライセンスを追加することが決定しました。