ふれあいを通して学ぶこと

7月18日、保健相談センターが実施する健康相談に訪れた赤ちゃんのお世話を中学生が手伝う「ふれあい体験学習」が行われました。これは、着替えなどのお世話を通して赤ちゃんの発育と発達について学び、生徒たちが将来、必要となる父性と母性を育てるため、毎年実施されているものです。

 

この日、健康相談に訪れたのは生後9~10カ月の赤ちゃんとそのお母さん。三沢市立第五中学校3年2組の生徒32人は2人1組のペアになり、各々が受け持つ親子と初めましてのあいさつ。不安そうに赤ちゃんを抱っこする生徒たちは、保健師から「不安な気持ちは赤ちゃんに伝わります。自信を持って笑顔で、目を見て接すれば大丈夫」との説明を受けると、赤ちゃんを大事に抱き上げ、笑顔で話しかけていました。中には、お母さんの元を離れて不安になったのか泣き出してしまう赤ちゃんも。生徒たちは戸惑いながらも、あやすことに一生懸命でした。

 

参加した生徒の一人、大久保莉南さんは今回の体験学習について「緊張はしなかったです。いないいないバアをしても笑わないことがわかった(笑)泣いたときの、あやし方や抱っこの仕方を学ぶことができたし、赤ちゃんと触れ合うのはとても楽しかったです」と感想を話していました。

 

体験学習が終わりの時間を迎えると、赤ちゃんとの寂しいお別れ。生徒たちは保護者らに挨拶を交わした後も、名残惜しそうに見送っていました。短い体験学習の間でも、温もりにあふれた時間を過ごすことができたようです。