ハーモニカのアンサンブルで安らぎと希望を

 8月5日、三沢市立三沢病院1階ロビーで、第16回となる「三沢病院ハートフルコンサート」が開催されました。

 

このコンサートは、主催者の一人である成田俊太郎さんが「三沢病院に入院・通院する方やそのご家族、また地域の皆さんにやすらぎと希望を提供し、それを共感したい」と、ボランティアで参加してくれる演奏者や協力者を集め、2011年5月に自らのピアノ演奏で第1回を開催。以降、さまざまな団体・個人のボランティア出演によって毎月、入場無料で開催し続け、美しい歌声や演奏、陽気なリズムで来場者の心を癒やしてきました。

 

今回は、三沢市で唯一のハーモニカ演奏団体「三沢ハートフルトーンズ」が2回目となる出演。2009年4月にハーモニカ好きの4人で発足したこの団体は、主に公会堂で日々練習を重ね、徐々にメンバーを増やしながら老人ホームの慰問演奏や市民文化祭に出演するなどの活動を続けています。また今年2月の出演時は、流行したインフルエンザの影響で入院・通院する方の近くで演奏できない状況にも「1人でもお客様はお客様です」と演奏をやり遂げました。

この日は8人の奏者が「ハーモニカの楽しさを知ってもらえるように」と全9曲を演奏。各パートに分かれた音色は全体で美しいハーモニーを作り上げ、来場者から万雷の拍手を受けていました。