『陸の玄関口』三沢駅周辺整備の在り方について話し合う

 8月7日、三沢市役所大会議室で「三沢駅周辺整備基本構想検討懇談会」の第1回が開催され、三沢駅周辺の町内会をはじめ、商工会や観光協会、交通・観光関連企業の代表者や市内高校の学校長ら10人が委員として出席。三沢駅周辺整備の在り方などについて話し合いました。

 

三沢市の『陸の玄関口』である三沢駅は、平成22年12月にJRから青い森鉄道へ移管され、平成24年4月には隣接する十和田観光電鉄鉄道線が廃止となるなど、その利用環境は近年大きく変化。特に鉄道代替バスやコミュニティバスが頻繁に運行する正面口周辺は、朝夕の混雑やバス待ち合い場所の整備など、今も多くの課題を抱えています。そこで市は、鉄道とバスの連結機能強化や交通混雑の解消、周辺地域の活性化につながる、バスターミナルなど駅周辺の再整備を計画。今年1月30日には市関係課長よる「三沢駅周辺整備検討チーム」を組織し、駅周辺の土地現状など必要事項を調査・検討を進めています。さらに、本懇談会で聴取された意見や議論内容と、今後設置予定の関係行政機関・事業者によって組織される「(仮称)三沢駅周辺整備に係る関係機関連絡協議会」での実務的な協議・検討内容を集約・反映して、三沢駅周辺整備にかかる基本構想を平成25年3月までに策定する予定とのことです。

 

種市市長は、懇談会冒頭で「三沢駅周辺の活性化につながる再整備は、市の最重要課題の一つです。基本構想策定に反映させるため、現状および将来の交通利用環境の変化を踏まえた『三沢の玄関口』に相応しい周辺整備の在り方などについて、自由な議論やご意見をいただきたい」とあいさつ。その後、事務局である市政策調整課から、交通機関や土地・建物利用状況など駅周辺の現状、整備の必要性、想定される課題や今後のスケジュールなどが説明され、各委員からは、それぞれの視点からの意見が挙がっていました。

 

この懇談会は今後、八戸工業大学の教授をアドバイザーとして加え、来年3月末までに全4回開催される予定です。