きらびやかな衣装をまとい放たれる妖艶な踊り

9月2日、青森県民文化祭分野別フェスティバルの演目の1つである、ベリーダンスショーが公会堂大ホールにおいて開催されました。出演したのは三沢市を拠点に活動するHappy Belly's(ハッピーベリーズ)。かれんに咲いた20人の乙女による全22曲が披露されました。

 

ベリーダンスは、トルコ、エジプトを中心とした中近東エリアの魅惑的な踊りで、女性ならではの振り付けが特徴的。きらびやかな衣装に身を包んだダンサーが女性の持つ魅力を存分に引き出して踊る神秘的な美しさから、男性を誘う踊りとも言われています。この日来場した約240人の観客も、ダンサーたちの艶やかで息の合った踊りに酔いしれるように見入っていました。 

 

ダンサーたちが1時間半という短い時間の中で、入れ替わり立ち代わり、曲に合わせた衣装に着替えながら踊り抜いたショーは観客にとって、あっという間。日本人にもなじみのある留袖をアレンジした和風衣装に身を包んで踊る姿など、その華やかな姿は確かに観る者を惹きつけるよう。曲調は一聴すると妖しげですが、観ているうちにその世界観に引き込まれ、リラックスにつながるようなゆるやかさを感じます。始めは緊張感からか、ダンサーたちの表情は少しこわばったようでしたが、ショーが終わりに近づくにつれ徐々に笑顔へと変わり、晴れやかな表情で踊りを楽しむダンサーたちの姿は輝きにあふれていました。

 

ハッピーベリーズは三沢市文化協会の加入団体で、三沢市を拠点に練習、活動しながら市外のさまざまなイベントにも出場し、ショーを行っています。今回、青森県民文化祭実行委員会による参加への一般公募審査で特別枠に抜てきされ、初の県民文化祭出場が決定。青森県民文化祭は9月23日に開催するオープニングフェスティバルの他、16の分野別フェスティバルに分けられており、今回のベリーダンスショーは三沢市会場での最初の公演。同会場での次回公演は9月17日「第20回青森県太鼓フェスティバル」を予定しています。