現役のパイロットや客室乗務員から聞く航空機のヒミツ

9月22日、三沢空港ターミナルビル内で「三沢空港フェスタ2012」が開催されました。

 

主催者である三沢空港振興会では、これまでにも、9月20日の「空の日」に合わせて航空機や空港の利用促進を兼ねたPRイベントを県立三沢航空科学館などで開催してきました。しかし、今回は、航空機を利用する際に通過するだけとなっている空港ターミナルビルの中でPRイベントを開催することによって、参加者に新しい発見をしてもらい利用してほしいとの考えから数年ぶりにビル内で開催したものです。午前と午後の2回に分けて実施されたこのイベントには、航空機やそこで働く人々に興味を持った小学校4年生から6年生の子どもとその保護者、40組80人が参加しました。

 

会場には、航空機に使われている部品や素材が展示され、航空機の操縦を体験できるフライトシミュレータでは子どもたちが航空機の離着陸に奮闘。また、JALの制服の試着コーナーが設けられ、パイロットや客室乗務員になりきった子どもたちが、うれし恥ずかしそうに記念写真を撮っていました。さらに、この日特別に駆けつけた弘前市出身の現役パイロット・工藤雅典機長をはじめ、客室乗務員の神成さん、赤穂津整備士による航空教室を開催。航空機が飛ぶ原理やジェットの仕組みなど基礎的な航空機の知識からそれぞれの仕事についてなど、普段聞くことができない貴重な講話の内容に、参加者はじっと聞き入っていました。講話の途中には簡単なクイズが出題され、見事正解した参加者には記念品がプレゼント。また、それぞれの教室の最後には参加者からの質問タイムが設けられ、客室乗務員の神成さんは「スカーフの形が違うのはなぜ?」「キャスター付のバッグには何が入っているの?」といった素朴な質問に笑顔で答えていました。