前へ歩み続ける漁港の姿見て、復興への想い新たに

9月23日、三沢漁港周辺約5.2kmのコースをウォーキングする集いが開催されました。

 

昨年3月11日に発生した東日本大震災によって甚大な被害を受けた三沢漁港は、今なお続く三沢市漁業協同組合や地元漁師たちの努力、多くの関係機関や団体・個人の支援・協力によって着々と復旧が進んでいます。毎年、健康増進や参加者同士の親睦の輪を広げることを目的に市民の森で開催されてきた「市民ウォークの集い」。今回は、三沢漁港とその周辺海岸を歩きながら、未だ残る大震災の爪痕や被害から立ち上がり歩み続ける人々の姿に、復旧・復興を後押しする意識を改めて抱いてほしいと、この三沢漁港周辺で開催されたものです。

 

この日、程よい気温に恵まれたビードルビーチには、バレーボールや空手のチームTシャツで揃えたスポーツ少年団や、日頃からウォーキングを続ける高齢者、小さな子どもと手をつないだ親子連れなど、約450人の老若男女が集結。準備運動に続き、体育協会指導員からウォーキングのレクチャーを受けた参加者たちは、意気揚々とビーチを出発しました。

 

コース途中の、津波によってなぎ倒された松林やえぐられた砂浜、工事が続く漁港施設や大漁旗を掲げ並ぶ漁船を見ながら歩く参加者たち。三沢の中にある震災被害とそこで奮闘する人々の苦労や努力を知り、復旧・復興への想いを新たにしたことでしょう。