「安全なまち」目指して、地域と警察が協力

10月13日、青い森鉄道三沢駅東口の駐輪場前で、三沢警察署と古間木駐在所、三沢市防犯協会古間木支部の合同による「自転車ツーロック指導」が行われました。

 

主に中高生ら駅利用者が自転車を駐輪する三沢駅東口では、自転車盗難が多発し、多くの被害者を出しています。この状況を何とか改善しようと、地域の人々がボランティアで参加する三沢市防犯協会古間木支部は三沢警察署と連携。少年警察ボランティア連絡協議会や市などの協力も受けながら、昨年度から携帯用の自転車の鍵を配りながら盗難予防を呼びかけるこの活動を実施してきました。

携帯用の鍵は、もともと自転車についている鍵と併用すれば、盗難防止に効果的とのこと。今年度7回目、そして今年度最後の活動となったこの日も、協会員らは通学等のために駐輪場に訪れた人々に鍵を手渡しながら、熱心に盗難への注意を呼びかけました。

 

この活動の効果もあって、今年度の市内全体における自転車盗難件数は、9月時点で昨年度から20件減少しているとのことです。しかし、それでも63件の盗難が起こっており(9月末時点)、この日も活動中に2人が自転車を盗まれていたことが発覚しました。罪を犯さないことはもちろんですが、被害者とならないよう防犯意識を高めることが重要です。地域の人々と警察、各団体等が連携するこの活動によって、地道ながらも確実に一歩一歩「安心・安全なまち」へと歩んでいくことでしょう。