自主防災力を高めて、自分たちの地域を確実に護る

11月4日、大津自主防災会に防災機材一式が納品され、活動拠点である大津社会福祉センターでその使用方法などの説明会が行われました。

 

大津自主防災会は平成23年5月に結成。大津1~4丁目や園沢、水筒などの区域に住んでいる約400世帯で構成され、その会員数は約1200人にも及びます。

 

この日集まった会員は約30人。梱包されていた物品をすべて開封して防災用テントを実際に組み立てたほか、各機材の使い方などを確認し合いました。

 

今回納品されたのは、暖を取るために必要な石油ストーブや発電機、倒木処理などに使うチェーンソーといった緊急時の助けになる物ばかり。これらの機材は、(財)自治総合センターが地域コミュニティ活動の充実・強化を図ることを目的に行っている「コミュニティ助成事業」を利用して、自主防災組織の活動のために必要となる物品の支給を受けたものです。今までは、各自で必要となる物を持ち寄って対応していたそうですが、今回の機材が加わったことで皆、「助けになる」と口を揃えて話し、地域を自ら護るための力添えを受けたことに安心した様子でした。

 

説明会終了後、女性陣を中心に消防訓練を実施。「万が一の最悪の事態を考えながら、皆が協力しなければ助からない」と話す角副町内会長先導のもと、避難経路の確認や消火器の使用方法、消防への通報手順などを周知し、防災に対する意識をより高めていました。