「少しでも体の不自由な人に役立てて」。三沢商業高校生が車いすを寄贈

11月27日、三沢商業高校2年4組の中村直聖くんと田守有希さん、そして担任の伊藤啓祐先生が、三沢市総合社会福祉センター内にある三沢市社会福祉協議会を訪れ、「愛の輪基金」へ車いす2台を寄付しました。

昭和47年から「愛の輪基金」へ寄付を続けている三沢商業高校。今回も、2年4組の生徒40人が、市内店舗をまわり提供してもらった衣類などを10月に開催された同校文化祭のチャリティーバザーで販売。その収益金で購入した車いす2台を合せて、これで計5台の車いすを含む総額約61万円を寄贈したことになります。

社会福祉協議会では、希望者へ広く車いすの貸し出し(1週間以内は無料)を行っていますが、53台のうち現在41台が貸出し中で、今回寄贈された車いすもすぐに貸し出されるほど頻繁に利用されているとのこと。2年4組の理事を務める中村くんと田守さんが「少しでも体の不自由な方の役に立ってほしい」と手渡した車いすに、社会福祉協議会の黒田会長は「車いすを使う方には、寄贈の経緯をお伝えしています。また、今後さらに社会貢献をされるときの後押しになるよう、高校生の皆さんに、使われた方がどのような感想を持たれたかを伝えしたい」と話していました。