「交差点で止まれ側が必ず止まるとは限りません」

11月22日、総合社会福祉センターで三沢市老人クラブ連合会の会員を対象とした交通安全教室が行われ、38人が参加しました。

 

この教室は地域で増加した高齢者の交通事故多発を懸念して交通安全協会と三沢市が毎年実施しているものです。この日、三沢警察署交通課の荒町係長らが講師となり最近の交通情勢についての講話と、交通安全や反射材着用をPRする内容のビデオ上映を行いました。

 

荒町係長によると、事故は夕方4時から6時の間の発生が最も多く、その被害者の半分以上が高齢者とのこと。「交差点で止まれ側が必ず止まってくれるとは限りません」と事故に巻き込まれないために、運転時も注意を怠らないよう指導。「武道館・なかよし公園の交差点」など、同氏が普段危険に感じている場所を挙げて注意をうながすと参加者はメモを取りながら真剣に耳を傾けていました。さらに、運転中のドライバーからは速く動いている物は目に入りやすいが、ゆっくり歩く人や止まっている物は認識しづらいことを自身の手を使って説明。参加者は視認の難しさを実感していたようでした。

 

最後、荒町係長の「反射材を身に付けるとともに安全確認を忘れず、事故に遭わないで長生きして下さい」という言葉に参加者たちはほほえみ、穏やかな雰囲気で教室は終了しました。