ワークショップで市民活動の可能性を広げる

12月15日、「市民活動パワーアップ講座」が総合社会福祉センターで開催され、NPO法人「あおもりラジオくらぶ」の専務理事を務める小笠原秀樹氏による講演と、参加者同士のワークショップが行われました。

 

地域住民同士のつながりが弱くなり、助け合いの意識が低下している現代において、市民活動団体や企業のボランティア活動の必要性は年々高まっています。地域協働を推進するためにも、団体が抱えている問題や悩みなどの情報共有を図りながら、解決のヒントを見つけてもらうことを目的に開催されたこの講座は、住民と行政が手を取り合って地域の活性化を進めていこうとする、三沢市「協働のまちづくり事業」の一つ。参加者を公募したところ、市民活動団体会員や、市民活動に強い関心を持つ14人が集まりました。

 

経験豊かで市民活動に精通した小笠原氏の講演に、うなずきながらメモを取る参加者。その後グループに分かれて行ったワークショップでは、『強みを生かし、弱みを補う』というテーマのもと、参加者が活動を通して感じている「理想と現実」「強みと弱み」などの現状を挙げてディスカッション。「社会に多く貢献したい」という理想がありながらも、「会員不足」「PR不足」などの課題を抱える現実。どうすればそのギャップを埋めることができるのか… 日頃、自らの活動に熱意を持って取り組んでいる者同士、終了時間を過ぎても話は尽きませんでした。参加者の一人は「初めは期待していなかったが、皆と一緒に話し合う中で、新たに気付いたことがたくさんあった。もっとたくさんの人に参加してほしい」と有意義な時間を過ごした様子で話していました。