光と音、味で堪能する「三沢の冬」の祭典

12月8日、道の駅みさわ斗南藩記念観光村で『となみウィンターファンタジー』のオープニングイベントが開催されました。

 

平成12年、三沢市と市観光協会が、しばれる(凍えるほど寒い)冬を家族そろって楽しんでもらおうと小川原湖畔で始めた『三沢しばれるまつり』。当時は、三沢基地の米軍や自衛隊が協力して作る雪像展示をはじめ、雪合戦やそりすべりなど、雪を楽しむ祭りとして毎年多くの人でにぎわいました。しかし平成19年は記録的な暖冬のために中止。平成20年からは道の駅に会場を移し、クリスマスなどの催しを楽しむ『となみウィンターファンタジー』として開催され続けています。

 

イベントの最初を飾ったのは、キッズコーラス『ミニ・ビードル』。代表である古田さんの「歌が大好きな子はもちろん、歌で悩んでいる子も好きになれるように」との想いの元に集まった子どもたちは、かわいらしいサンタクロースの衣装をまとい、クリスマスにちなんだ歌を合唱しました。その後、踊りや演歌ショーなどが続くステージの合間には、2012年小川原湖クイーンの山谷さんと長南さんが、マスコットキャラクターであるホッキーナ・ほきのすけと共に「三沢ほっき丼」をPR。観光情報なども紹介した後、ステージを降りて会場内のフードブースを巡り、その美味しさを伝えました。

 

市漁協の『ほっき貝焼き』『いか焼き』『ホタテ汁』、JAおいらせの『ごぼううどん』、市畜産公社の『パイカ鍋』など、フードブースの地産メニューの前には来場者がずらりとならび、その味に舌鼓!さらに、市観光協会は航空自衛隊三沢基地協力のもとで開発した『三沢基地レトルトカレー』の先行販売と無料試食を実施しました。航空自衛隊の隊員食堂の味をそのままに再現した『ポークカレー』と地元・三沢のパイカやごぼう、水産物をつかった『パイカ&ごぼうカレー』の全2種は大好評で、試食分は瞬く間に完食。その他にも、美味しく温かな料理がたくさん出店し、来場者のお腹を満たしました。

 

辺りが暗くなると、クリスマスより一足先にサンタクロースが登場!小さな子どもたちにプレゼントを手渡しながら記念撮影や握手に応じていました。そして、いよいよ、道の駅前に飾られた10mはある巨大クリスマスツリーに点灯されると、記念撮影をする来場者の後ろでゴスペルグループの歌声が雰囲気を盛り上げます。最後は、冬の夜空にあがる打ち上げ花火。互いに寄り添い、巨大クリスマスツリーと重なって夜空を彩る鮮やかな光を見つめる来場者の胸には冬の思い出がまた一つ作られたことでしょう。