想いをこめた「おらほのスイーツ」

おらほの田舎スイーツコンテストの様子 10月30日、古牧温泉青森屋にて『おらほの田舎スイーツコンテスト』が開催されました。

 これは、青森県総合社会福祉センターの研修受講者が企画・実践し開催されてきたものですが、第3回をもって終了となった後も継続を望む周囲の声によりNPO法人田舎スイーツ倶楽部が設立され、今回の開催されることになりました。

 今回も家族の絆や地域の食材・文化を大事にし個性溢れるおいしそうな作品が102点も集まり、この日は最終審査に残った31作品が見た目や味などで競い合いました。別名「想いのコンテスト」とも呼ばれる本コンテストは、スイーツとともに掲示された製作者コメントのストーリーが重視されているとのことで、祖父母と遊んだ当時を思い出して作ったさつまいものムースや、30年前に嫁いだ農家で揃わない材料を工夫して作った誕生ケーキ、60年ぶりに作ったおばあちゃんの大学イモなど、見た目もさることながら大切な想いが詰ったスイーツばかり。

 その中で見事グランプリに輝いたのは、八戸中央高等学校の本間億さん作の『蕪の花が咲く頃』。「信じられない!」と戸惑いながらも同校の先生と喜びを分かち合っていました。

 第2回準グランプリ作品で現在商品化されている「ごぼうあいす」を作製した三沢商業高校のみなさんも、さらに進化した『ながいもあいすシュー』と『ちょごぼ』、『黒たまちゃん』の3作品が最終審査に残りました。惜しくも入選は逃しましたが、「得るものが多く、いい経験になりました。まだまだ、もっと改善して挑戦します!」と力強い目で意気込みを話してくれました!