和の行事を通して生まれる国際交流の輪

1月27日、国際交流教育センターにおいて開催された『新春日本の遊び大会』に、日米の子どもを中心とした参加者約80人が集まり、餅つきや書き初めなど日本の正月にちなんだ行事を楽しみました。

このイベントは、市内在住の外国人に日本の伝統文化を紹介するとともに、参加者が国籍問わず親睦を深めることを目的として、みさわ国際交流協会が、平成15年の同施設開設以来、毎年開催し続けているものです。
始めに、栗村琴教室の生徒らが琴演奏を披露。和のムードが漂う中、行われたのは昔ながらの木製の杵と臼を使った餅つき。子どもたちは、ズッシリと重い杵を力いっぱい振りかぶり、ぺったん、ぺったんと陽気に餅つきを楽しみました。また、会場には書初めや太巻き作りに挑戦できるコーナー、けん玉や竹とんぼなど日本の昔遊び体験コーナーも用意され、各コーナーを自由にめぐって体験を満喫することができました。外国人参加者は、見るもの、聞くもの、なにもかもが初めてで心躍っている様子。慣れない手つきで体験を進めていく中、日本人講師や日本人参加者から教えてもらいながら参加者同士で交流を育んでいました。

最近ではなかなか見かけることが少なくなった日本の伝統文化をたくさん知ることができた1日。にぎやかな正月風景の中、日本に対する理解を深め、国際交流の輪を広げていました。