ごぼうや三沢を全国にPRしながら、地域に貢献

2月12日、三沢の特産品の一つであるごぼうを使った「ごぼう茶」の製造・販売を市内で行う、株式会社Growth(グロウス)の須藤代表らが市長室を訪問。第19回東北ニュービジネス大賞で「ソーシャルアントレプレナー大賞」を受賞したことを種市市長に報告しました。

 

東北ニュービジネス大賞は、時代の多様なニーズや要請に応え、果敢に事業に取り組む事業者を表彰する制度。起業家を意味する「アントレプレナー」を冠したソーシャルアントレプレナー大賞は、社会や地域への貢献活動に尽力する起業家に贈られる賞です。須藤さんは、製造したごぼう茶を市内外で販売しながら、地域農家の収入安定を目指し、障害者や若年者を雇用するなど就労も支援。また、上野駅にある全国各地域の物産を入れ替えながら販売するショップ「のもの」で3日間ごぼう茶を販売したところ、1年の中で販売してきた全国のどの商品よりも販売数が多かった実績から、今後は定番商品として通年で販売できる権利を得たとのこと。須藤氏は、東京や大阪で仕事をする中で「青森や三沢のごぼうを選んで買っているという人によく出会い、それを三沢の農家さんに教えるとすごく喜んでもらえます。他の地域とは(ごぼうの)素材が違う。いい地域に生まれたなと思っています」と話し、市や地域の協力に感謝しながら「10年、20年と続けていき、できれば100年、1000年と地域に必要とされる企業に育っていきたいと思います」と決意を伝えました。