市コミュニティバス『みーばす』がダイヤ改正

2月22日、『三沢市地域公共交通会議』が、国際交流教育センターで開かれ、運行中のコミュニティバスに関する事業報告や、企画割引乗車券を販売する実証実験事業案についての協議が行われました。

 

市立三沢病院の移転に合わせ、平成22年11月から実証運行が開始した市コミュニティバス『みーばす』。これまで、車両デザインに公募作品を起用するラッピング事業や、バス利用による中心市街地への誘客を図り、事業者らとタイアップした乗車無料券発行のサービス事業などを展開。今年度からは、本格的な運行がスタートしました。

 

市は、利用者のニーズをより把握するため、市立三沢病院来院者を対象とした利用状況調査を今年の1月に実施。認知度が上がり、市街地に住む利用者の満足度も高くなっているものの、北部地区に住む利用者からは「他の地区に比べて本数が少ない」「市街地まで利用すると運賃が高い」などの意見が寄せられたとのこと。それを受けた市は、『みーばす』と十和田観光電鉄路線バスの利便性向上を図るダイヤ改正を決定。今年4月1日からの適用を前に、この日の会議で報告しました。この改正により、北部地区と市街地を結ぶ路線が増設され、一部の運行時刻は市立三沢病院通院者の利便性を高めるものに変更されるとのこと。さらに本会議では、市街地と北部地区の料金格差を是正するため、塩釜・八幡方面と市立三沢病院を結ぶ『北浜木崎野線』で利用可能な企画割引乗車券(定額2回券1000円)を販売する実証実験事業案が提出され、協議の結果、承認されました。この企画割引乗車券は、今年の4月1日から来年の3月31日までの期間、同路線を運行するバス車内で販売されるとのことです。

▲企画割引乗車券サンプル(デザインは3種類)