バラを美しく咲かせるための知識と技術を学ぶ

2月26日、『目からウロコのバラ講座』と題されたバラ栽培の無料講習会が、(財)三沢市公園緑化公社によって開催されました。

 

花の中でも特になじみのあるバラを栽培する上で必要な知識や技術を、講師から分かりやすく教わることができるこの講習会。今回は、昨年開催した基礎編に続き、栽培方法をより詳しく知ることができる応用編として開催され、家庭で趣味の園芸などを楽しんでいる約50人の参加者が、会場となった公会堂に集まりました。講師を務めたのは、八戸市で造園(ガーデニング)などの設計・施工や、庭木類などの販売を行っている『株式会社フジケン季節館』の田中館長。同氏は、数々のコンテストにおいてたくさんの受賞歴を持つバラ栽培のスペシャリストです。

 

地上で最も美しい花と言われているバラを、より美しく咲かせるためにはどうすればよいか。講座では、様々な品種の紹介から始まり、殺菌・殺虫剤など薬剤散布の正しい仕方、剪定の時期、新苗と大苗それぞれの育て方などが2時間半にわたって詳しく説明され、参加者はメモを取りながら真剣な表情でじっと聞き入っていました。田中講師によると、ホームセンターなどで販売されているポット苗を購入する場合、良い物を見極めることが大切とのこと。また、「バラは病気にかかるものだと思って(気を使って)育てないと、病気になってしまってからでは手遅れです」とバラ栽培の難しさを話していました。