「生と死」を考える

お日様キャラバンの様子 9月11日、公会堂において、『お日様キャラバン』が開催されました。

 これは、県の自殺対策事業の一環として、平成21年度から県内40市町村で行われているもので、弘前劇場による演劇と地域代表者による「アフタートーク」の二本立てとなっています。演劇『お日様の匂い』は、単なる自殺をテーマとせず、いろいろ問題を抱えながらも生きようとする人間の想いと周囲の人間関係を、より日常的に、問いかけられるような内容でした。

 

 

 

アフタートークの様子 演劇後のアフタートークでは、劇団の方、民生委員や市老連、健康推進課の代表によって「三沢市における自殺の現状」について話し合われました。三沢市の自殺率は、平成21年度から青森県よりは低くはなったが、全国平均よりは依然として高い状態とのことです。民生委員の伊澤さんは、「(悩んでいる人から)24時間目を離さないことは難しいけれども、周りの理解が一番大事です」と、これまでの相談事例を挙げながら話しました。

 また、市老連の大森さんは「人生苦しいことはたくさんあるけれども楽しいこともあるんです。これからも見守りの日の目をあげていきたい」と地域における周囲への目配り・気配りを呼びかけました。