農業体験とおして感じる一体感

農業体験の様子 9月3日から5日までの3日間、大阪府の私立初芝富田林高校が農業体験修学旅行で三沢市を訪れました。

 始めてから15年目となる今年は、2年生71名が市内18農家に別れ、ゴボウやナガイモの収穫など農作業を体験しました。

 9月4日、駒沢一広さんの畑で農業体験をしている私立初芝富田林高校2年の都築さん、武川さん、山口さん、山本さんのグループに密着。

 

 

 

農業体験の様子 まず朝6時半から始まったのはゴボウの収穫です。少し早目のゴボウを抜いては並べ、茎を切り、お父さん(一弘さん)のトラクターが引っ張るトレーラーに積み込みます。28℃を超える夏日に腰をかがめての作業は、大人でも根をあげそうですが、畑に初めて入る高校生達は元気一杯!「ゴボウがこうやって生えてるなんて知りませんでした」とスーパーでは見ることの出来ない姿の野菜を手に、楽しそうに作業をこなしていきます。トレーラーいっぱいにゴボウを積んだ後は、それを駒沢さん宅に持ち帰り、休憩をとりつつイチゴの植替え作業にとりかかります。イチゴの苗から不要な枝を落とし、根を水につけ、畑のうねに一本一本植えていくみなさん。手順を教えると手分けして次々とこなしていくため「飲み込みが早くて、教えるとすぐできるようになるんですよ。一人でもいいから、このまま残ってくれないかしら(笑)」と話すのは奥さんの恵子さん。終始みなさん明るさいっぱい!冗談を交わしながら作業のキツさを感じさせません。でも、あんまり明るすぎて「手も動かしてね」なんていわれる場面も(笑)さすがに、終盤は暑さと疲れで元気が少なくなってはきたけれど、1日いっぱいかかると思われた作業を午前中で終わらせてしまいました。作業終了後、女子高生らしからぬ顔中に土をつけた彼女達に感想を聞くと、「すごい達成感です!」と素敵な笑顔をみせてくれました。

 

農業体験の様子 一つ屋根の下で一緒のご飯を食べ、一緒に汗を流し、家族の一員となった高校生達。5日の離村式では、まるで親子が離れるかのように手を合わせては言葉を交わし、いつまでも名残惜しんでいました。

 農業体験だけではなく、ふれあいを通して新たな絆が生まれた修学旅行。高校生達、農家のみなさん、それぞれにかけがえの無い思い出ができたことでしょう。

ぜひまた三沢に遊びにきてくださいね