青森県内最大級のメガソーラーを細谷工業団地に建設

4月12日、エネルギープロダクト株式会社と株式会社サイエンテック、青森県、三沢市による工場立地基本協定調印式が三沢市役所で行われました。

 

エネルギープロダクト株式会社(本社/東京都)は新エネルギーシステムの設計施工などを行う会社で、グループ会社である株式会社サイエンテック(本社/三沢市)とともに、細谷工業団地西側14.5ヘクタールの敷地へ太陽光発電8施設、風力発電設備5基、風車製造工場2棟を整備予定。完成すれば、太陽光発電施設は1万キロワットの出力を見込む県内最大級、風車製造工場は風力発電に特化した県内初の生産施設となります。この日、出席したエネルギープロダクト株式会社の丸山代表取締役と株式会社サイエンテックの福田代表取締役社長、佐々木青森県副知事、種市市長は協定書に調印し、最後に固い握手を交わしました。

 

太陽光発電施設については、3期に分けて建設予定であり、第1期となる1500キロワット分は既に平成24年度着工。3月末に完成し、現在は試験稼働を行っています。残る第2期の3000キロワット分は平成25年度、第3期の5500キロワット分は平成26年度に施工し、フル稼働は平成27年度から。また、風力発電設備は27年度に建設、翌年度から本格稼働の予定です。これらの発電施設で生まれた電力は主に東北電力に売電され、災害時は電源としての供給も考えているとのことです。さらに、風車製造工場では、高さ約36メートル、出力20キロワットを生み出す風車を平成28年度には最大年240台生産できる施設となるとのことで、投資額は合計34億円となります。

 

これらの施設で働く従業員のうち、最終的に36人を地元から雇用する予定とのことで、種市市長と佐々木副知事から感謝と激励の言葉を受けた両社代表は「地域の期待に応え、活性化に役立ちたい」と決意の言葉を伝えました。