令和2年度の取り組み
オリンピック・パラリンピック関連事業実施状況
三沢小の児童が考えたメニューをメッセージと共にカナダチームへ!(共同フェイスブック&インスタグラムにて発信中!)
英語の授業の一環で、三沢小学校の児童が考えたメニューを英語のメッセージと共にカナダチームへ送りました。過去に事前キャンプのために三沢市に来たことのある選手から、好きなもの・苦手なもの・よく食べる人・アレルギーなど、選手それぞれに合ったメニュー「MISAWAメニュー」を考え、英語でメッセージを添えて、カナダチームへ送りました。どの児童も、選手の好きそうなメニューを考え、おすすめの料理なども紹介してくれました。この様子は、車いすラグビーカナダ×三沢市の共同フェイスブックとインスタグラムにて発信しています。共同SNSでは、今回の様子のほか、選手たちの現在のトレーニングの様子や、三沢市民からの応援メッセージなど、随時更新しております。是非一度覗いてみてください!コメントやメッセージを送れば、選手やスタッフたちからコメントが返ってくるかも!?
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「心のバリアフリー」絵画作品展示中!(令和3年1月22日まで)
「心のバリアフリー」小学校絵画コンクールの入賞24作品を、市役所1階ロビーにて展示中です。1月22日までとなっておりますので是非ご覧ください。また、2月には三沢空港ターミナル2Fエントランスにて絵画作品を展示いたします。
「心のバリアフリー」小学生絵画コンクール表彰式(令和2年12月15日)
12月15日、三沢市役所において「心のバリアフリー」小学生絵画コンクールの表彰式が行われました。当日は、最優秀賞、優秀賞、日本航空特別賞、入選に選ばれた7名が表彰され、三沢市長、冨田教育長、安井日本航空青森支店長から賞状と副賞が送られました。また、受賞したみなさんから、作品を作ったときの気持ちなど感想を発表いただきました。本コンクールが市民の目に触れられ、誰もが住みやすい街三沢市を作るための一歩となってくれると思います。受賞者及び受賞作品名は以下のとおりです。
最優秀賞「上久保小学校 6年生 工藤 大幸さん」
優秀賞「上久保小学校 4年生 葛西 謙吾さん」
優秀賞「古間木小学校 2年生 南 柚瑠さん」
JAL特別賞「木崎野小学校 5年生 郡山 千里奈さん」
JAL特別賞「上久保小学校 4年生 鶴ケ﨑 羽菜さん」
入選「上久保小学校 4年生 大坪 広樹さん」
入選「おおぞら小学校 4年生 岡田 恭介さん」
三沢高校×中嶋涼子(車いすインフルエンサー) オンライン交流会(令和2年12月11日)@三沢高校
12月11日、三沢高校にて、車いすインフルエンサーで現在はYouTuberとしても活躍する 中嶋 涼子(なかじま りょうこ)さんと、希望のあった三沢高校の生徒約60人がオンライン交流会を行いました。9歳の時に風邪を引いた際のウイルスにより、突然下半身不随となり車いすユーザーとなった中嶋さん。車いすに乗っている時に、触れてはいけないという周囲の目線が気になり、だんだんと引きこもりになった―としたうえで、勢いでアメリカへ留学した過去を紹介してくれました。
いざ渡ると、車いすユーザーをはじめとする障がい者への関わり方が、日本とは全く違う世界がそこにはあり、アメリカの人たちの「自分と人は違って当たり前だよね」という意識の違いに、本当の住みやすさ、心のバリアフリーってこういうことなんだと感銘を受けたそうです。日本に帰国をして、空港で多目的トイレに入った瞬間に「自分が障がい者であった」と気づいたという中嶋さん(アメリカでは男女別トイレの中に広い個室があり、多目的トイレという概念が無いそうです)。この経験から、日本にも心のバリアフリーを広めたい、車いすをはじめとする障がい者のリアルな目線を知ってもらいたいという思いから、車いすインフルエンサーとなったことを語っていただきました。
講演だけでなく、生徒からの質問に答えたり(NGなしで答えます!(中嶋))、街中で障がい者と出会ったときに、どういうサポートが出来るかグループワークを行ったりと、学校生活だけでなく、卒業したあとの自分のキャリアについても改めて考えることができる貴重な経験となりました。生徒の感想からは「人と違うから違う対応をするのではなく、違いが当たり前で同じように接することが大切だと感じた」「一度しかない人生、できない事を数えるより、出来ることを見つけて、今を全力で楽しむ、と言っていた言葉がとても好きです」といった言葉が寄せられました。
今回はオンラインでの交流でしたが、中嶋さんからは「次回は直接三沢市に行って、みんなと一緒に出掛けたい」とおっしゃっていました。是非、三沢市に来ていただいて、車いすユーザーでも楽しめるアクティビティや美味しい食べ物を体験してもらい、障がいがある人もない人も、みんなが住みやすい三沢市を作る一助となっていただければ嬉しいです。貴重な経験をさせていただいた中嶋涼子さん、ご参加いただいた三沢高校の生徒の皆さん、ご協力いただいた三沢高校の先生方、本当にありがとうございました。
ユニバーサルマナー教室(令和2年11月26日)<第五中学校>
11月26日、三沢第五中学校においてユニバーサルマナー教室を行いました。講師は、ユニバーサルマナー協会に所属している原口 淳(はらぐち じゅん)さんをお呼びしました。当日は新型コロナウィルス感染症拡大を考慮し、オンラインにて実施しました。
原口さんからは、目が見えないなかでの普段の生活の仕方や、周りのサポートがあれば皆さんとさほど変わらない生活を送ることができる、と伝えました。「毎年講演の際には、自宅のある神戸から三沢市まで一人で行けますよ」と言うと、生徒からは驚きの声が上がりました。
今だから行うオンラインでの講演に新鮮さを感じつつ、原口さんの言葉を吸収しようと一生懸命講演を聞く姿が見られ、生徒からの感想では「障がい者の方に障害があるのではなく、周りにある環境に障害があることがわかりました」「障がいは遠い存在と思っていたが、困っている人がいたら迷わず、すぐ行動する勇気をもらいました」という声が聞こえてきました。
パラアスリート講演事業(令和2年11月13日)<堀口中学校>
11月13日、堀口中学校においてアスリートによる講演を行いました。講師には、元パラ水泳選手でアジアパラ大会にも出場経験のある 窪野 一輝(くぼの ひとき)さんをお呼びしました。窪野さんは、中学生の時に病気の影響で弱視となり、そこから水泳と出会ったそうです。本講演は、窪野さんが所属するあいおいニッセイ同和損保が参画する、オリンピック・パラリンピック等経済界協議会のご協力もあり実現いたしました。当日は、新型コロナウィルスの影響によりオンラインで実施しました。
講演の始めに、「目をつぶってじゃんけんをしてみて」と呼びかけました。どうすれば目が見えなくてもじゃんけんができるかな?と問いかけ、生徒からは「触って確認しました」「声をだして確認しました」という声が聞こえてきました。普段何気なく送っている生活の一部でも、目が見えない人には、伝わりづらいこともあります。皆さんがやってくれたように少し工夫をすれば、目の見えない僕でも参加することができると伝えました。
その他にも、水泳と出会ってからの国を背負って戦ったトップアスリートとしての思い出や、大学生活の楽しさや難しさなど、生徒にとっても今後の生活に活かせるお話を聞くことができました。講演を通じて、一生懸命やることの大事さを語ってくれた窪野さん。次回は是非三沢市にお越しいただければ嬉しいです。
パラスポーツイベント開催(令和2年11月7日)@三沢市国際交流スポーツセンター
11月7日、国際交流スポーツセンターにおいてパラスポーツイベント「パラスポーツであそぼう!」を開催しました。講師には、元パラアイスホッケー日本代表でバンクーバーパラリンピックで銀メダルを獲得し、現在はNPO法人D-SHiPs32を設立し、パラスポーツの推進に取り組まれている上原 大祐(うえはら だいすけ)さんをお呼びしました。
当日は、市内在住の小学生と保護者約25名にご参加いただきました。競技用車いすに乗りながら鬼ごっこをしたり、ボールを扱ってドリブルやパス、シュートをしたりとパラスポーツの難しさや競技用車いすの操作のしやすさを体験していました。また、パラスポーツを楽しむだけでなく、パラリンピックの意味を教えてもらったり、パラアスリートの技を間近で見たり、本物の銀メダルを持ってみたりと普段できない経験ができ、「楽しかった」「また参加したい」という声が聞こえてきました。 このイベントはパラスポーツを通じて、障がいのある人もない人も誰もがスポーツを楽しむ機会を作るとともに、三沢市の目指す共生社会への理解を図ることを目的として実施いたしました。
同施設では「障がい者アートフェア」と「福祉アンテナショップ」を同時開催し、市内外からたくさんの来場者が訪れました。障がい者アートフェアでは個性豊かな作品をじっくり見る姿や、アンテナショップでは手作りのお菓子や小物を嬉しそうに買う姿が見られ、コロナ禍でスポーツの機会が失われた方や、外出が減った方にとっても良い機会になりました。
トップアスリート派遣事業(令和2年11月2日)<古間木小学校>
11月2日、古間木小学校においてトップアスリート派遣事業を行いました。講師には、青森県内唯一の車いすバスケットボールチームである「青森JOPS(ジョップス)」から高杉さん、石橋さんをお呼びし、車いすバスケットボールの体験授業を行いました。
体育館の端から端まで使い、競技用車いすの操作やドリブル、バス、シュートの練習をした後、2チームに分かれて車いすバスケットボールの試合を行いました。車いすバスケットボールは、普段みなさんが行っているバスケットボールとコートの広さ、ゴールの高さ、ボールの大きさは同じです。それでも、車いすに乗るとゴールが高く見え、シュートがとても難しく感じていたようでした。思うようにいかないのがパラスポーツの面白いところ、男女や年齢関係なく楽しめるパラスポーツを、機会があればまた挑戦してほしいと思います。
市民スポーツデー開催(令和2年10月25日)<車いす体験ブース>
10月15日、三沢市国際交流スポーツセンターにおいて三沢市体育協会主催「第2回市民スポーツデー」が開催され、ボッチャ、ユニカール等各種ニュースポーツ体験が行われました。その中で、競技用車いす体験ブースを設け、訪れた市内外の参加者に体験していただきました。施設2階のランニングコース(一周200m)を使い、主に車いすバスケ等で使用する競技用車いすに乗ってもらい、操作の難しさや楽しさを体験していただきました。病院等で使う車いすとは違い、軽い力で進んだり、曲がったりできる車いすに驚いておりました。子どもからお年寄りまで年齢性別関係なく操作できる競技用車いすは、小学校の授業等に活用しております。各団体や企業のスポーツ親睦等で使用したい方がおりましたら、三沢市役所政策調整課オリンピック・パラリンピック推進室までご連絡ください。
トップアスリート派遣事業(令和2年10月21日)<上久保小学校>
10月21日、上久保小学校においてトップアスリート派遣事業を行いました。講師には、青森県内唯一の車いすバスケットボールチームである「青森JOPS(ジョップス)」から高杉さん、石橋さんをお呼びし、車いすバスケットボールの体験授業を行いました。また、当日は保護者の方にもサポートをしていただき、感染症対策を行いながら実施いたしました。
延期となった東京2020パラリンピックの花形競技である車いすバスケットボールに初めて挑戦する子も多く、始めは難しく感じた子もいましたが、慣れてくると、軽い力で操作できる車いすを上手に使い、ドリブル・パス・シュートに挑戦していました。工夫をすれば、体が不自由な人でもみんなでスポーツができるところがパラスポーツの良いところ。難しいけど、みんなで楽しめるパラスポーツをぜひまた挑戦して欲しいと思います。
ユニバーサルマナー教室(令和2年10月20日)<木崎野小学校>
10月20日、木崎野小学校において5年生を対象にユニバーサルマナー教室を行いました。講師は、ユニバーサルマナー協会に所属している原口 淳(はらぐち じゅん)さんをお呼びしました。当日は、新型コロナウィルス感染症拡大を考慮し、オンラインにて実施しました。
障がいをもつ人がどんな日常を送っているのか、どんなことに困っているのかを講師から直接聞くことにより、自分の声がけひとつで気持ちよく暮らすこと手助けができることを学びました。子どもたちの感想の中には「工夫すれば、僕たちと同じように生活することができる」「障がいをもつひとだけでなく、みんなに、言われて嬉しくなるような言葉をかけあっていきたい」と感じた子どももいました。心のバリアを無くすことは、今日からできること。ぜひ日常から心がけで欲しいと思います。
カナダへ向け応援メッセージ「和・輪・わの会」による琴の演奏収録
10月13日、東京パラリンピックに出場する車いすラグビーカナダチームを応援するため、琴教室「和・輪・わの会」が、琴の演奏をカナダチームへ届けようと、動画収録を行いました。この日は、同会のメンバーが「カナダ国歌」と「さくらさくら」を演奏しました。カナダ国歌については、琴の楽譜を一から作成していただき、子どもたちもカナダ国旗やさくらの花を持って、演奏に花を咲かせました。メッセージを添え、編集したのち、カナダチームへ送ります。
トップアスリート派遣事業(令和2年10月1日)<三沢第五中学校>@三沢市国際交流スポーツセンター
10月1日、三沢市国際交流スポーツセンターにおいてトップアスリート派遣事業を行い、三沢市立第五中学校1年生約50名が参加しました。講師には、青森県内唯一の車いすバスケットボールチームである「青森JOPS(ジョップス)」から高杉さん、石橋さんをお呼びし、車いすバスケットボールの体験授業を行いました。
まず高杉さんから、車いす生活になった自身の経験や、車いすバスケットボールとの出会いを述べた後、車いすバスケットボールという競技の魅力を教えていただきました。続いて、初めて競技用車いすに乗るという生徒がほとんどの中、前進・後退・回転・ドリブル・シュートなどを練習し、車いすバスケの楽しさや難しさに触れました。授業の後半は、実際のバスケットコートを使って、6対6のゲームを行いました。ボールを扱いながら車いすを動かすことに難しさを感じつつ、仲間とボールをつなぎながらゴールを目指す楽しさに触れ、体験する人も、応援する人からも笑顔と歓声に溢れていました。
最後に高杉さんから講話があり、「車いすバスケットボールは、私のように足が動かない人でもできるよう工夫されたスポーツです。皆さんも、普段の生活から工夫すればできることもたくさんあると思います。今回学んだことを、生活にいかしていただけたらと思います。」と伝えました。
ユニバーサルマナー教室(令和2年9月8日)<古間木小学校>
9月8日、古間木小学校においてユニバーサルマナー教室を行いました。講師は、昨日に引き続きユニバーサルマナー協会に所属している原口 淳(はらぐち じゅん)さんにオンラインにて実施いただきました。
目の見えない人と接するのが初めてという人がほとんどで、その中でも、原口さんがこどもの頃に撮った、補助輪なし自転車に乗っている写真に驚いていました。
教室で困っている人の気持ちを考えたり、困っている人に対して声をかけてみたりと、普段の生活の中でみんなができることを学びました。障がい者といえば、車いすや松葉づえを使っている人をイメージしますが、目が見えなかったり、耳が聞こえにくいなど、見た感じだと障がい者かどうかわからない人もたくさんいます。皆さんにできることは、障がいのあり無しに関わらず、困っている人がいたら「何かお手伝いできることはありますか?」と声をかけてほしいです、と伝えました。
ユニバーサルマナー教室(令和2年9月7日)<上久保小学校>
9月7日、上久保小学校においてユニバーサルマナー教室を行いました。講師は、ユニバーサルマナー協会に所属している原口 淳(はらぐち じゅん)さんにお越しいただきました。当日は、新型コロナウィルス感染症拡大を考慮し、オンラインにて実施しました。
生まれつき全く目の見えない方への接し方、コミュニケーションの取り方を考えたり、どんな気持ちなのかを想像するなど、普段の生活では経験できないような学習を行いました。「夏の食べ物といえば?」「動物園にいる動物といえば?」と問いかけ、みんなから出てくる答えはバラバラ。みんなの答えは「違う」けれども、「間違い」ではないよね、と考えを伝えた原口さん。みんなそれぞれ違いはあって、目が見えなかったり、耳が聞こえない人も違いの一つであることを考え、「何かできることはありますか?」と声をかけてほしい、と伝えました。
三沢市からカナダ車いすラグビー連盟へのマスク贈呈式[オンライン交流](令和2年8月26日)
市民の方々が、車いすラグビーカナダチームのために作成したマスクの贈呈式を、多くのゲストに参加いただいて、オンラインにて実施しました。
この手作りのマスクは、カナダにおいてもマスクが不足しているとの情報を得たことからはじまり、三沢市共生社会ホストタウン推進実行委員会や市内の障害者就労支援事業所(縁、ボイス、咲花ー菜、となみの杜)と市民グループ(みさわアートプロジェクト)などが協力して、200枚作成し、その他寄付をいただいた分も含めて、約350枚を7月下旬にカナダ車いすラグビー連盟に送りました。
この日は、三沢市からマスクを作っていただいた市民の代表者と小檜山市長、カナダからはローレル・クロスビー会長をはじめカナダ車いすラグビー連盟の選手・スタッフ8名、カナダ文化遺産省のスティーブン・ギルボー大臣やジョエル・モントミニー副大臣など政府関係者6名、カナダパラリンピック委員会からマーク-アンドレ・ファビアン会長とカレン・オニールCEO、IOC・IPC教育委員のマセソン美季さん、そして橋本聖子オリンピック・パラリンピック担当大臣にご参加いただき、盛大かつ和やかな雰囲気でのオンライン交流となりました。
マスクを作った方々からマスクに込めた想いやカナダチームを応援するメッセージが送られ、カナダチームの選手やスタッフからは、感謝や再会を楽しみにしているという言葉が寄せられました。橋本大臣やギルボー大臣、ファビアン会長、マセソンさんからも、両者の交流について、とても素晴らしいといったお話をいただきました。
贈呈式の中では、東京2020大会の延期に伴い、三沢市とカナダ車いすラグビー連盟が結んでいる事前キャンプや相互交流に関する合意書を延長するための約束も交わされ、東京2020大会以降も交流をしていくことを確認しました。
来年のパラリンピックに向けて、そして三沢市の共生社会実現に向けて、三沢市とカナダ車いすラグビー連盟は、これからも友情を育み、高いに協力していきます。
【出張パラスポーツ体験授業】車いすバスケットボール体験(令和2年8月20日)<堀口中学校>
8月20日、堀口中学校にて車いすバスケットボール体験授業を行いました。講師役は三沢市職員が務め、堀口中学校2年生計144名に体験授業を行いました。競技用車いすは日本テレビ系列「24時間テレビ」にて寄贈されたものを使用いたしました。
始めに、ハの字になっているタイヤや転倒防止など、普段見慣れている車いすと競技用車いすの違いについて説明を受けたのち、実際に車いすに乗り、操作を体験しました。手の操作だけで方向やスピードを調節しなければならないので、なかなか思うように動かせない生徒もいて、見ている生徒たちからも、声援や笑顔が見られました。
操作に慣れてきたところで、実際の車いすバスケットボールの試合に挑戦しました。コートの広さ・ゴールの高さは普段自分たちが使っているものと全く同じ条件です。車いすの操作だけでも難しいのに、さらにボールを扱ってドリブル・パス・シュートをしなければならないので、生徒たちはチャレンジの連続。シュートのたびに歓声がわき、車いすバスケットボールの魅力を感じたようでした。
「自分に無いものを数えるな、今あるものを最大限に生かすこと」という言葉を生徒たちに伝え、パラスポーツは障がいがある人が行うスポーツではなく、障害のある人もない人もみんなが楽しめるように作られたスポーツであることを学びました。
ユニバーサルマナー教室(令和2年8月19日)<堀口中学校>
8月19日、堀口中学校にてユニバーサルマナー教室を行いました。講師は、ユニバーサルマナー協会に所属している原口 淳(はらぐち じゅん)さんにお越しいただきました。当日は、新型コロナウィルス感染症拡大の影響によりオンラインで実施いたしました。
聴覚障害や視覚障害の方が経験していることを、生徒全員で体験しながら、障害を持つこと・ユニバーサルマナーを必要としている人について学びました。
原口さんは、生まれつき目が全く見えない方ですが、みなさんと同じく学校に通い、仕事もしています。普段の生活の中で、不自由な部分はありますが、周りのみんなに助けてもらうことで、障害をクリアしています。「みなさんが今日からできることは、心(ハート)のバリアフリーです。100点を目指す必要はありません、困っている人がいれば「何かお手伝いできることはありますか?」と行動してもらうことで、困っている人を助けてあげてください」とおっしゃっていました。