三沢市では、これまで、子ども・子育て支援法に基づき「第2期三沢市子ども・子育て支援事業計画」を策定し、こどもが心身ともに健やかに育つ環境の整備や子育て支援の充実のため、各種取組を進めてきました。

 この第2期計画が令和6年度(2024 年度)で最終年度を迎えることから、近年のこどもを取り巻く環境の変化や国のこども施策の動向等を踏まえ、本市のこども施策を総合的かつ計画的に推進するため「三沢市こども計画」を策定しました。

三沢市こども計画 [ 5475 KB pdfファイル]

三沢市こども計画【概要版】 [ 3220 KB pdfファイル]

計画の概要

計画の基本理念

 創ろう こどもたちの笑顔のたえない 賑やかな最高のまちを わたしたちの手で

 三沢市の次代を担うこどもたちは、かけがえのない地域の宝であり、こどもたちが夢と希望を持ち、健やかに育つことは、私たち市民すべての願いです。
 本市は、こども基本法及びみさわ子どもしあわせ憲章の基本理念に基づき、全てのこどもたちが、年齢、性別、人種、言語、障がいの有無や生まれ育った環境にかかわらず、誰一人取り残されず、身体的にも、精神的にも、社会的にも幸せな状態(ウェルビーイング)で、自分らしく自由な人生を歩むことができるよう、市民総ぐるみでこどもや若者、子育て家庭を支える三沢市の実現を目指します。

計画の対象

 本計画の対象となる「こども」(広義)とは、子ども・若者育成支援推進法に基づき国が策定した「子ども・若者ビジョン」で定義された用法による以下の「こども」(狭義)及び「若者」であって、心身の発達の過程にある者をいいます。

「こども」(狭義)とは、乳幼児期(義務教育年齢に達するまで)、学童期(小学生年齢)、思春期(中学生年齢からおおむね18歳まで)の者です。

「若者」とは、思春期、青年期(おおむね18歳からおおむね30歳未満。施策によっては40歳未満のポスト青年期まで)の者です。

計画の期間

 令和7年度(2025年度)から令和11年度(2029年度)までの5年間

計画策定に向けた調査について

 本計画に反映させることを目的に、以下の調査を実施しました。調査結果については、計画書をご参照ください。

子ども・子育てに関するアンケート調査

 本調査は、保護者の就労状況や子育ての実情、教育・保育や子育て支援に関するニーズなどを調査し、今後5年間の教育・保育の見込み量を算出するとともに、今後市が実施するこども施策等についての保護者のニーズを把握することを目的として実施しました。

●調査対象者 三沢市に居住する就学前児童(0~5歳児)の保護者 1,000人
       三沢市に居住する小学1~3年生の児童の保護者 913人

●実施期間  令和6年2月1日(木)~令和6年2月18日(日)

こどもの生活状況に関するアンケート調査

 本調査は、(1)こどもの生活状況(学習、進学希望、部活動等への参加状況、日常生活、心理状態、逆境体験、家族・友人との関わり方、将来の目標等)及び(2)保護者の生活状況(経済、就労、子育て、こどもとの関わり方、学校との関わり方、進学期待・願望、頼れる人の有無・相手、心理状態等)など、家庭の生活状況(貧困)がこどもの生活や成長にどのように影響しているかを把握することを目的として実施しました。

●調査対象者 小学5年生及びその保護者 各328人、中学2年生及びその保護者 各353人

●実施期間  令和6年6月21日(金)~令和6年7月12日(金)

こども・若者の意識に関するアンケート調査

 本調査は、こども・若者の意識に関わる人生観・幸福感、居場所、他者との関わり方、社会参加、将来像、普段の活動・外出状況、困難に直面した経験、相談・支援、結婚・出産・子育て、経済、就労・働き方など、こども・若者の育成支援に関する状況を把握することを目的として実施しました。

●調査対象者 三沢市に居住する15~39歳の市民 1,000人

●実施期間  令和6年6月21日(金)~令和6年7月12日(金)

こども・若者の意見聴取

MISAWAこども・若者未来カフェ☆2024の開催

 こども施策の当事者であり、権利の主体であるこども・若者に意見を表明する機会を与え、その意見を本計画に反映させるため、市内の中学生及び高校生を対象とするワークショップ、「MISAWAこども・若者未来カフェ☆2024」を三沢市商工会青年部地域多子化委員会と共同で開催しました。

●開催日  1回目 令和6年11 月12 日(火) 2回目 令和6年11 月14 日(木)

●開催場所 子ども第三の居場所「みんなのいばしょ あご~る」

●参加者  1回目 市内中学生(三沢市立第一中学校、三沢市立堀口中学校)17 名
      2回目 市内高校生(青森県立三沢高等学校、青森県立三沢商業高等学校)13 名

●ファシリテート協力 三沢市商工会青年部地域多子化委員会メンバー

計画のスローガン決定に向けた市内中学生を対象とする投票

 MISAWAこども・若者未来カフェ☆2024において、高校生に本計画のスローガンの案を複数提案していただき、その中から市内の中学生を対象に投票してもらった結果、その第一位を本計画のスローガン(案)と決定しました。

●投票期間 令和7年1月23日~2月5日の期間中

●投票場所 第一中学校、第二中学校、第三中学校、第五中学校、堀口中学校、教育相談センター

●投票の有権者 各校に通う全生徒

投票の結果 [ 22 KB pdfファイル]

計画の策定体制

未来へつなぐ三沢市こども政策推進会議

 「未来へつなぐ三沢市こども政策推進会議」は、本市におけるこども施策を総合的に推進するための庁内の組織体制として、令和5年(2023年)4月27日に設置されました。この会議では、関係課長等から構成される幹事会及び関係課の担当者から構成される担当者会議での調査研究及び調整を経て計画案をとりまとめ、三沢市こども未来・子育て会議による審議を経て、本計画を最終決定しました。

三沢市こども未来・子育て会議

 「三沢市こども未来・子育て会議」は、本市におけるこども施策の総合的かつ計画的な推進に関し必要な事項を審議するとともに、地域におけるこども施策に関する業務を行う関係機関及び民間団体相互の有機的な連携を図るため、子ども・子育て支援法第72条第1項及びこども基本法第13条第3項の規定に基づき、「三沢市こども未来・子育て会議条例」により設置されている市の附属機関です。この会議では、こども施策についての計画を策定又は変更し、実施し、及び評価するにあたって、市長に意見を述べることが求められており、市長からの諮問に応じ、各種調査の内容や計画案の内容等の審議を行い、本計画への意見の反映を図りました。

●会議の開催状況等 三沢市こども未来・子育て会議のページ

パブリックコメントによる意見公募

 本計画に対する市民の意見を広く聴取するため、令和6年(2024年)12月27日から令和7年(2025年)1月23日の期間でパブリックコメントを実施しました。

 なお、提出された意見はありませんでした。