猫の飼育の注意
猫の飼育についてご注意ください
猫はペットとして多くの方に飼われている愛玩動物です。その一方で、猫のフン尿で庭を荒らされて困っている、野良猫に餌をあげて、野良猫が増えて迷惑している等、苦情も多く寄せられています。理由の大半は飼い主の無責任な飼い方が原因となっています。
様々な価値観や感情を持つ人々の社会の中で、飼い主の方々が命あるものの飼育に責任を持ち、飼育に関するルールを守りましょう。
猫の飼い方
環境省では、「住宅密集地における犬猫の適正ガイドライン」を策定しました。住宅密集地(集合住宅を含む)において、人と犬猫が調和した快適な居住環境の維持向上、人と犬猫が共存できる街づくり図るための基本的な配慮事項等をまとめたものです。
「住宅密集地における犬猫の適正飼養ガイドライン」(環境省へリンク)
猫は室内で飼いましょう
屋外には危険がいっぱいです。また、地域住民にフン尿で迷惑を掛けることもあり、トラブルの元になります。上下運動が出来る場所やリラックス出来る場所を用意するなど、心理的、肉体的なストレスを与えないように配慮してあげましょう。
不妊去勢手術をしてください
猫は全国の自治体で毎年約20万頭が収容されており、その多くが殺処分です。殺処分される猫のほとんどは、不妊去勢手術をされていなかったために無制限に繁殖し飼えなくなり捨てられた子猫です。
捨て猫はいけません
猫(犬等)を捨てることは犯罪です。家族の一員として終生飼いましょう。
「動物の愛護及び管理に関する法律」(環境省へリンク)
第44条より抜粋
愛護動物を殺傷した者は、二年以下の懲役又は二百万円以下の罰金、遺棄又は虐待等した者は百万円以下の罰金に処せられます。
野良猫に無責任に餌をあげていませんか?
かわいそうだからと言って、野良猫に無責任に餌を与えてる人もいますが、その野良猫が子供を産むことにより野良猫が増え、もっとかわいそうな命を増やしています。
本当にかわいそうだと思うなら、保護し不妊去勢手術等を実施し、責任を持ち終生飼って下さい。
餌やりをした人は、飼い主と同等の責任があります。
(野良猫への餌やりによって生じた糞尿被害について、餌をあげた人に対して被害住民への慰謝料を命じた判例もあります。)
リンク
環境省HP