(害虫)アメリカシロヒトリについて
アメリカシロヒトリとは?
・外来種の蛾で、白色が特徴。幼虫期は白くて長い毛で全身が覆われていますが、毒は持たないとされています。
・毎年2回、特に市街地に多く発生します。(1回目は6月~7月 2回目は8月~9月)
・桜やクルミ、柿の木などに付きやすいほか、多くの落葉広葉樹林にも付着し、葉の食害を起こします。
・家の壁に張り付いたり、糞害等も引き起こします。
・葉の裏側に100個程度産卵し、1週間程度で孵化すると葉に糸を吐いて蜘蛛の巣のような巣を作り、集団で成長します。
・一定期間育つと巣から分散し、広範囲にわたって移動・葉の食害を繰り返します。
・樹木の割れ目やエアコンの室外機の影などに雨風をしのげるところで蛹となり越冬します。
アメリカシロヒトリの駆除・防除方法
葉に巣を作っている時期の駆除が効果的です。
・樹木の葉に巣を見つけた場合、速やかに剪定ばさみなどで枝ごと巣を切り落としましょう。
・切り落とした巣にいる幼虫は、葉と一緒に踏みつぶすなどしてから燃えるゴミ袋に入れ、確実に密封してからゴミに出してください。
・防除薬剤は、【スミチオン、オルトラン乳剤】などが効果的と言われているほか、小規模であれば市販の殺虫スプレーも効果的と言われています。
※薬剤散布をする際には、周辺への影響を十分に考慮したうえで行ってください。
巣から分散した後の駆除は大変困難ですので、早期予防を徹底してください。
市の支援について
・個人で薬剤を散布される方に、蓄圧式の噴霧器(2~4リットル)の貸し出しを行っています。数に限りがあり、時期によってはご希望に添えない場合がございますのでご了承ください。また、散布する薬剤はご自身でご用意いただくようお願いいたします。


