姉妹都市締結と交流の始まり
姉妹都市締結
人類初の太平洋無着陸横断飛行の発着地という歴史的背景のもと、1981年(昭和56年)にウェナッチ市より16人の派遣団が来日しました。
太平洋無着陸横断飛行50周年を契機に、離陸の日を記念して、1981年(昭和56年)10月4日、三沢市公会堂において姉妹都市を締結しました。
その後の交流はウェナッチ市だけにとどまらず、隣接する東ウェナッチ市民も多数参加するようになりました。このことから2000年(平成12年)、東ウェナッチ市長が三沢市を訪問した際に、三沢市長が姉妹都市の締結を打診しました。
続いて、太平洋無着陸横断飛行70周年にあたる2001年(平成13年)5月に、東ウェナッチ市で仮調印、そして同年8月23日、三沢市で正式に姉妹都市の締結をしました。
姉妹都市友好親善使節団
三沢市での姉妹都市交流は、地域の活性化や経済効果を主目的とした交流ではなく、歴史的背景のもと人と人との交流に重きを置いています。
ウェナッチ市では、ワシントン州の州祭である“Apple Blossom Festival”(りんごの花祭り)が毎年4月最後の土曜日から5月最初の土曜日にかけて開催され、東ウェナッチ市では、毎年10月最初の週末に“Wings and Wheels Festival”(翼と車輪の祭り)が開催されます。現在、三沢市からの友好親善使節団は、この両市の祭りの時期に合わせて毎年5月又は10月に交互に訪問しています。
三沢市からの使節団の行程は、10日間。うち6日間をウェナッチバレーに滞在し、ホームスティをしながら、小学校訪問、小型航空機搭乗など、現地の方々との交流と異文化理解を体験します。
現在までの訪問者数は722人で、うち1985年(昭和60年)から始めた中高生親善大使の数は287人となっております。(2018年4月時点)
またウェナッチバレーからの使節団は、8月の三沢まつりの国際サマーフェスティバル・パレードに合わせて来訪します。
ウェナッチバレー来訪団の行程は約1週間。全員がホームステイを行い、日本の生活を楽しみ、異文化相互理解に努めます。
滞在中は、ミス・ビードル号が飛び立った淋代海岸や三沢航空科学館、市内の中学校を訪問したり、お琴や茶道などの日本文化体験やゴボウ掘り体験などを行います。
ウェナッチバレーからの来訪者数は、1981年(昭和56年)からこれまで514名を数えています。(2018年4月時点)
1991年(平成3年)からは“Apple Blossom Festival”で公式に選出された、ロイアリティ(クイーンとプリンセス)も使節団と一緒に来訪しています。
“MISAWA国際サマーフェスティバル・パレード”に参加するロイアリティ達の笑顔がパレードを一層華やかにしています。
親善使節団総数(2020年12月現在)
- 三沢市 → ウェナッチバレー 778人
- ウェナッチバレー → 三沢市 544人