Q1 三沢基地内大学って何?

米軍三沢基地内に所属している軍人・軍属、またはその家族に高等教育の機会を与えるために設置されている大学のことです。 現在は、メリーランド大学グローバルキャンパス (UMGC)、 エンブリーリドル航空大学 (ERAU) の2つの大学が設置されています。

日本の大学とは異なり、基地内に大学としての独立したキャンパスはありませんが、各大学の事務所、講義室、テストセンター等が基地内の施設にあります。日本の学位ではなく、米国公認の学位を授与されます。

メリーランド大学グローバルキャンパス (University of Maryland Global Campus)

社会人や軍人をはじめとする多様な学生向け大学です。オンラインと対面式授業を組み合わせ、様々な分野の専門的なスキルや知識を習得でき、米国内でも定評のある高等教育機関です。

教育目標に応じて、3つの就学コースが用意されています。コースにより必要な英語能力資格が異なり、修了時に授与される学位(または修了証)もそれぞれ異なります。

 

ブリッジプログラム (Bridge Program for Academic English)

 対面またはバーチャル授業を通して、英語の4技能(Speaking, Listening, Reading, Writing)を総合的に伸ばし、英語力及び学習スキルを向上させることを目的とした1年間のコースです。プログラムを修了すると、改めて英語資格を取得することなく、レギュラーコース等に進学できます。詳細はQ4、Q5をご覧ください。

 レギュラーコース

 米国公認の修了証、準学士号、学士号を取得できるコースです。学科も幅広く、自分に合った分野を選んで学べます。授業はオンライン中心で、日本や韓国などのアジア各地の米軍基地に所属する教授が担当し、一部は三沢基地内の教室で対面クラスも行われています。

MBAコース (メリーランド大学院経営学修士  Master of Business Administration)

 社会人を対象とした完全オンライン形式の大学院課程で、働きながらでも学びやすく、最短16カ月で卒業できるコースです。専門分野として、マーケティング、人事管理、国際ビジネスなどから選択し、国際的な視点による実践的なスキルを身につけることができます。

 

【公式ホームページ】 University of Maryland Global Campus, Asia(英語サイト)

エンブリーリドル航空大学 (Embry-Riddle Aeronautical University)

航空学、航空ビジネス、航空宇宙工学など、航空業界に特化した分野を専門としています。業界から非常に高く評価され、「空のハーバード」とも呼ばれる世界を代表する大学です。

同じ分野の中で、修了証(Certificate)から準学士、学士から修士号(大学院)まで段階的にステップアップ可能なカリキュラムが特徴です。なお、どのコース(学位)であっても必要な英語基準点はすべて共通です。

 

【公式ホームページ】 Embry-Riddle Aeronautical University, Misawa (英語サイト)

 

Q2 どんな人が就学できますか?

基地内大学は主に米軍関係者を対象としていますが、1990年から青森県の「三沢基地内大学県民就学推進事業」を通じて、日本人就学者の受け入れも開始しました。これまでに600名以上の幅広い世代の方々が就学しています。 

高等学校・大学等を卒業した方、社会人経験のある方、退職されて時間の余裕ができた方、老若男女を問わず就学希望者の背景は多様です。就学の目的も、英語力のブラッシュアップ、生涯学習、留学準備、学位取得によるキャリアアップなど様々です。

Q3 応募資格には何が必要ですか?

 応募資格は、以下4 つの条件を 全て 満たす方となっております。

  1. 日本の国籍を有する方

  2. 青森県、岩手県、秋田県、又は 北海道道南(渡島総合振興局及び檜山振興局地域)に住所を有している方

  3. 各大学が定める入学条件(英語能力等)を満たしている方  ※詳細はQ4表に掲載

  4. 次の教育条件のいずれかに該当する方

    • 日本の高等学校を卒業した者 (又は卒業見込みの者) 若しくは同等以上の学力があると各大学が特に認めた者

    • 高等学校卒業程度認定試験合格者

    • 高等専門学校 3 年次修了者

    • 大学院応募者は、学士号を取得した者 又は同等の資格を有していると各大学が特に認めた者

 ※外国籍、指定地域外在住の方も就学可能な場合があります。詳細はお早めに事務局へお問合せください。

Q4 英語能力の資格は何が必要ですか?

 大学によって異なりますが、英検、TOEFL、 IELTS、 TOIEC、 Duolingo等の資格が認められます。出願の際に、以下のいずれか一つ以上のスコアカード(資格証明書)の提出が必要となります。 有効期間内の英語能力資格をお持ちでない方は、再取得が必要となります。

再取得には、TOEFL iBTやDuolingoなどのオンライン試験がおすすめです。カメラ付きのパソコンと静かな環境があれば、ご都合の良い場所・時間で受験できます。結果も早めに受け取れるので、とても便利です。


※上記の情報は、令和8年6月1日現在のものです。

Q5 英語力に少し自信がありません。おすすめのコースは何ですか?

 基地内大学で学びたいけれど、英語による大学の授業に不安を感じている方は、メリーランド大学のブリッジプログラムがおすすめです。アメリカの大学で学ぶために必要なコミュニケーションスキルやライティングスキルを、一年間で習得するプログラムとなっています。

 ブリッジプログラムを修了した方には修了証が授与され、英語試験を改めて受験することなく、メリーランド大学のレギュラーコース、又はエンブリーリドル航空大学へ進学できます。ブリッジプログラムで取得した単位の一部は、課程の卒業単位として認められます。米国大学の学位取得を目指している方にとって、確実な第一歩となります。もちろん、大学へ進学はせず、国際的なキャリアに役立つ英語スキルを磨くためにブリッジプログラムのみを受講することも可能です。

Q6 授業はどのように行われるのですか?

 各大学とコースによって異なりますが、授業の多くは18時以降に開講され、通学による対面授業及びオンライン授業の両方を採用し、自分のライフスタイルに合わせて講座を受講できます。

 授業はすべて英語で行われます。ブリッジプログラムは英語を第二言語として学ぶ方(主に日本人)向けですが、他のコースは母国語とする方を対象としており、高度な英語力が必要です。

Q7 勉強したい科目は自由に選択できますか?

 日本の大学と比べ、米国の大学では、専攻や興味に合わせてより柔軟に受講する科目を選べます。必修科目や前提条件がある科目もありますが、選択科目が豊富で、自身のスケジュールに合わせて選択が可能です。 

 ただし、ブリッジプログラムは予めカリキュラムが固定されているコースのため、個別に科目を選択することはできません。

Q8 基地内施設の利用は可能ですか?

 対面授業を受講する学生は、基地入門許可パスが与えられます。 教育訓練部のビルに設置された教室や、各大学のオフィスはもちろんのこと、基地内のレストラン、図書館などの施設は利用可能です 。

 一方で、米軍関係者の利用に限定されたスーパーなど利用権利のない施設もあります。詳細は、就学後に三沢基地の教育訓練部にご確認ください。

Q9 転校できますか?

 大学入学後のキャンパス転校の場合
 転勤等で三沢基地での就学が困難になった場合、各大学の本校・分校での就学が可能です。基地内大学での対面受講を希望される場合は、移転先の基地でパスの交付を受ける必要があります 。 事前に大学への確認が必要です。


 卒業後の基地内の他の大学等への入学
 基地内大学卒業後、基地内の他の大学等への入学を希望される場合は、本事業へ応募することなく、直接大学へ入学申請することができます。


 アメリカ本土の大学への転校
 アメリカ本土への転校は、転校希望先の大学への確認が必要です。成績表(有料)の発行依頼は、各大学のホームページで行うことができます。
 なお、基地内大学はアメリカ本土にあるキャンパスへ転校するためのビザ支援は行っておりません。

Q10 何年で卒業できますか?

 就学から何年以内に卒業、また毎学期必ず履修しなければならないという決まりはありません。仕事や育児を理由とした休学も認められ、自分のペースでの履修が可能です。

 日本の大学や海外の大学を卒業されている方は、取得済みの単位を、三沢基地内大学卒業に必要な単位に算入できる場合があり、卒業までにかかる時間を短縮することも可能です。

 各大学で専攻する学科が定めている単位を取得することで、卒業となります。卒業する際には、日本の学位ではなく、米国公認の準学士号、学士号、修士号等の学位が授与されます。ブリッジプログラムは修了証を取得できます。

Q11 どうすれば就学できますか?

 就学を希望される大学の条件を満たした上で、秋の募集期間内に三沢市国際交流課へ出願書類を提出し、翌年1月に当市が実施する面接試験に合格すると、青森県知事から推薦されます。その後、各大学により合格を認められた場合は、青森県及び三沢市を通じて本人へ通知され、就学が可能となります。

 ブリッジプログラム以外を希望される方は、卒業証明書及び成績証明書をアメリカ本土の査定機関への送付が必要になります。また、卒業見込の方は、卒業見込証明書・成績証明書を提出し、卒業後に再度証明書の提出が必要となります。

例年の就学までのタイムライン

  6月上旬 募集案内 発行、オープンキャンパス参加申込期間

  7月下旬 オープンキャンパス開催 

10月上旬 募集要項 公開

10月中旬 就学希望者説明会

11月上旬 願書受付期間 開始

12月中旬 願書受付期間 終了

  1月中旬 面接試験

  2月下旬 合格通知発送

  3月中旬 就学開始、就学者激励会

 

三沢基地内大学メインページはこちら→ 【三沢基地内大学・青森県民就学推進事業のご案内】